D-2シニアライフのマネープラン

シニアのマネーライフ

老後資金について、多くの方が、
「2000万円あれば足りるのか?」
「いくらあれば足りるのか?」
という質問をされますが、実は、万人向けの回答などはないのです。

資産が1億近くあっても、将来に不安を感じて、今を楽しめていない人もいます。
預貯金が500万円でも、しあわせで満たされている心豊かな暮らしをしているご夫妻もいます。

必要なお金は、人それぞれなのです。

心豊かな暮らしを望むのであれば、エンディングまでの長いシニアライフの期間、自分が望む「心豊かな暮らし」について考えるところから始めることです。

それをもとにマネープランを立てていくことが、大事なのです。
まず、お金ありきではないということなのです。

やりたいことをやれる人生が「心豊かな暮らし」であれば、自分がやりたいことを見つめていきます。

やりたいことが見つからないという人は、以下のことを考えてみましょう。
・自分が「幸せだなぁ」と感じることは何か?
・心から「楽しいなぁ」と感じることは何か?
・「心が穏やかになる」と感じることは何か?
・「癒されるなぁ」と感じることは何か?

自分を幸せにしてくれる「もの」を手に入れること。
あるいは、幸せだと感じる「事柄」を多く実現できれば、心豊かなシニアライフになります。

やりたいことをやっていくためには、ある程度のお金が必要になります。
例えば、「小さいころから夢だったピアノを習う」「大学で社会人のための講座を受講する」「お遍路巡り」「ベランダでのガーデニング」など、実現するためには、金額に差は出てきますが、それなりにお金はかかります。
自分が幸せだなぁと思う事を手に入れてそれを実現していくためにもある程度のお金が必要になります。
例えば「雄大な景色を見るために旅行する」「畑を借りて野菜作りをする」「海外の人に観光ガイドができるように英語を習う」などの実現のためにもお金が必要です。

そのお金はいくらあったらよいでしょうか?
その他にシニアライフを暮らしていくためには、どのようなお金が必要になるでしょう。

自分の思う心豊かなシニアライフのためには、
「やりたいことをやるためのお金」
「幸せだなぁと思う事を手に入れるお金」
のほかに
「最低限の生活費」
「介護や医療に備えるお金」
「健康を維持するためのお金」
「自分がお金の管理ができなくなった時に備えるための仕組みを準備するお金」
が必要になります。

それぞれのために、今ある資金をどう配分していくかを考えていくことがマネープランなのです。

もちろん、今まで築きあげてきた資金に加えて、これから働いて得る収入もあるでしょうし、資産運用して、増やしていく資金もありますから、そのバランスも考えなければなりません。

一人で、あるいはご夫婦でマネープランを立てていくのが望ましいですが、客観的な視点も交えつつ、老後のリスクリスクマネジメントも含めて、プランニングをすることは、情報不足や誤った知識でうまくいかないこともあります。

そのようなときには、専門家に相談することをお勧めします。

シニアのマネープランは、おひとりおひとり違うものです。
他人のプランと比較しても意味のないことです。

自分らしいマネープランを立てるにそれなりの知識と経験のある専門家のアドバイスやサポートが必要になるかもしれません。
当協会では、シニアライフのためのマネープランを一緒に立てるための経験豊富なコンサルタントもおりますので、お気軽にご相談くださいませ。