まだまだタブー?家庭内での葬儀の話

葬儀家庭内でタブーの話といえば、「葬儀の話」があります。
家族から話をするのは、死ぬのを待っているようで言いにくいし、自分から「自分の死」に関わる話をするのもつらいし。
笑ってできる話でもなく、当然家庭内で「葬儀」の話はなかなかできません。

エンディングノートについても、書けなくなる理由の一つとして挙げられるのが、「葬儀について書きたくないから」。
死を意識して暗い気持ちになってしまう、書いていると余命が短くなったような気がする、などなどとにかく気持ちが落ち込んでしまうので書きたくないという人が多くいます。

しかし、残念ながら「死」は誰にでもおとずれることです。
その時が来た時に、遺された家族などが慌てず後悔しないように、自分の希望を伝えておく、記しておくことはとても重要です。

人の死は、遺族にとってはとても悲しい出来事です。
最後は精一杯見送ってあげようと思う人がほとんど。
でも、故人が何を望んでいたのかを知らなければ、本当にこれで良かったのだろうか?と考えてしまう遺族もいます。
さらに交友関係がわからなければ、亡くなったことすら伝えることもできません。
葬儀が終わった後に、訪問や電話を受けて、はじめて亡くなったことを伝えると、それを知った人の多くは、「最後に一緒に見送ってあげたかった」と言います。

中には、どうして知らせてくれなかった!と強く言う人もいます。
それを言われた遺族は、後悔の念を引きずったまま過ごしていかなければいけないのです。
どんな時でもつらい思いをするのは遺された人たちです。

メッセージノートに書かれている項目を全部埋める必要はありません。
たった一つでもいいです。
「亡くなった時に連絡してほしい友人」「葬儀の時に流してほしい曲」
「埋葬してほしいお墓」…
遺族に後悔をさせないためにも思いをしっかりと伝えましょう。

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